2013年11月06日

簡単なの?馬を描きましょう

さて、今年もあまり役に立たないイラスト講座、描きましょうシリーズやっときますか。

来年は午年なので、馬を描きましょう。

馬らしい馬の姿を描くのは実はちょっと難しい。
さらに歩いたり走ったり、ポーズを付けるのは大変。

ということで今回は、各部のパーツを作り、それを動かしてポーズを簡単に変えましょう。
という試みです。

まず、横向きの馬の各部をパーツ分け。

出来るだけ簡単に、円形を基準の形として作ってみました。

馬(午)を描きましょう01

丸い部分を合せまして、

馬(午)を描きましょう02

円の中心を基点にくるくると動かしますと。

馬(午)を描きましょう03

歩いたり走ったり。

馬(午)を描きましょう04

馬(午)を描きましょう05

ほうれ自由自在だ。

これを元にして線画を描いたりすればいいのです。

馬(午)を描きましょう06

こんな感じで。
不自然なところは適当に修正してね。

今年もあともう少し、元気で乗り切りましょう。


関連記事:
【簡単】ウサギを描きましょう
簡単か?龍を描きましょう
簡単、ヘビ(巳)を描きますか?
 
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2013年10月13日

四天王寺 大古本祭り

昨日、四天王寺でおこなわれている「第13回 四天王寺秋の大古本祭り」に行ってきました。
春には行けなかったので、一年ぶりになります。

四天王寺 西門から
いつもの場所から。

いい天気で良かったですね、例によってウロウロしてただけですが。

四天王寺 五重塔

塔を見上げたり。

四天王寺 仁王像

大古本祭りは16日まで。
 

2013年09月22日

四天王寺古書市 2013 秋は10月11日から

正式名称「第13回 四天王寺秋の大古本祭り」は、
10月11日(金)〜10月16日(水)
となっています。

第13回 四天王寺秋の大古本祭り


さて、いつか古本屋で買った本の紹介。
今回は、
「名作挿絵全集 第4巻 昭和戦前・少年少女篇」

名作挿絵全集 第4巻 昭和戦前・少年少女篇

1979年、平凡社から発行された全10巻のうちの一冊です。
A4サイズ 152ページ 堅い表紙で箱にも入って、2千円なら昭和54年としても安かったですかね。
私が買ったのは10年ぐらい前で千円でした。

タイトルの通り、昭和戦前期の少年少女向き小説や読み物、雑誌などの挿絵が沢山載せられています。

当ブログでも取り上げました、河目悌二や武井武雄、樺島勝一、中原淳一、細木原青起、高畠華宵などのほか総数40人480点、となっています。

今回はその中から、初山滋作品を。

「伐り倒された木」
吉田絃二郎作「伐り倒された木」『日本童話選集』大正15年刊 より

赤い蝋燭と人魚
小川未明作「赤い蝋燭と人魚」『未明童話集』昭和2年刊 より

戦前期を代表する童画家の一人、現在もファンが多いですね。
時代を超えたスタイリッシュ感、とでもいいますか。
修行の始まりは染色下絵や日本画であったそうです。
和洋混在した画風は年代を追って多様、見るほどに飽きない、という事になります。

そんな初山滋の展覧会もあるようですよ。

「ちひろと初山滋 - 永遠のコドモ - 」

ちひろ美術館(東京都練馬区)10月30日〜2014年1月31日
いわさきちひろさんの記念美術館ですね。
いわさきさんも初山氏に憧れ、影響を受けたのだそうです。


ではまた。

読書の秋

 

2013年09月03日

70年代日本SF(9)

さて、70年代日本SFの文庫本を掘り返してカバーイラストを見る。
今回は「平井和正」の巻です。

70年代の平井和正といえば「ウルフガイ」という事になります。
なりませんか。


狼の紋章(エンブレム)

ウルフガイ<1>
狼の紋章(エンブレム)
ハヤカワ文庫SF 1971年11月30日(日付は文庫初版発行時)


狼の怨歌

ウルフガイ<2>
狼の怨歌
ハヤカワ文庫SF 1972年1月31日


狼男だよ

ウルフガイ<別巻1>
狼男だよ
ハヤカワ文庫SF 1972年7月31日


狼(ウルフ)よ、故郷を見よ

ウルフガイ<別巻2>
狼(ウルフ)よ、故郷を見よ
ハヤカワ文庫SF 1973年3月20日


リオの狼男

ウルフガイ<別巻3>
リオの狼男
ハヤカワ文庫SF 1973年9月30日


人狼地獄篇

ウルフガイ<別巻4>
人狼地獄篇
ハヤカワ文庫SF 1974年3月31日

カバーイラストはすべて生頼範義。

ハヤカワ文庫SFにはカラー口絵が有ります。

「狼の紋章(エンブレム)」より

生頼イラスト、巨乳エロす。「狼の紋章(エンブレム)」より

最初の2巻は主人公犬神明が少年、別巻4巻は成人犬神明で、アダルトウルフガイシリーズと呼ばれています。
ハヤカワ文庫でのシリーズは以上6冊、以降は祥伝社、徳間書店などから続編が出ますが、それは読んでいません。

角川文庫からの第一作は「サイボーグ・ブルース」1974年9月
ですが、これは家にありませんでした。
あったのは2冊目

虎は暗闇より

虎は暗闇より
角川文庫 1974年9月10日

以降3冊ほど読んでいるようです。
カバーはやはり生頼範義氏でした。


「おたく」という言葉がまだ使われていなかった70年代前半ですが、「ウルフガイ」シリーズはいわゆるおたく的な、コアでマニアックなファンをたくさん生み出した小説と言えるかもしれません。
この作者の独特な「あとがき」からもそんなファン達の姿を見て取る事が出来ます。


超革命的中学生集団

超革命的中学生集団
ハヤカワ文庫SF 1974年6月20日
カバーイラスト 永井豪

この作品なんかも70年代SFファンのおたく心を刺激する一作だった、と言えるかもしれませんね。


関連記事:
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70年代日本SF(広瀬正の巻)
 

2013年08月13日

勝手に挿絵 12

さて、久しぶりに新しい絵を描きました。
勝手に挿絵、その12。
今回は久生十蘭作「だいこん」より。
昭和22年1月から23年8月まで、雑誌「モダン日本」に連載された長編小説です。

青空文庫で読む

久生十蘭 だいこん
 あたしの手をひいて、方々へ連れて歩いてくれたシゴイさんのやさしい手に触るのも、これが最後だと思うと、そうやすやすとはやれないけど、まごまごしていると死んでしまう。あたしはそっと手をだした。シゴイさんが歎息するようにいった。
「お前はそんなやさしいところもある娘なんだな。ふしぎなやつだ」
 シゴイさんの手があたしのほうへ伸びだしたまま曖昧に宙に浮いていたが、急に折れたように寝床の上へ落ちた。軍医長が椅子から立ちあがると、入口に立っていたひとにいった。
「看護長、カンフル」


物語は昭和20年8月15日の日本敗戦の日から、9月2日の降伏文書調印式までの数日間を、主人公である「だいこん」と呼ばれる17歳の娘をとおして描いたものです。

小説や映画でよく見る庶民の終戦記とはやや趣が違う、いまでいうセレブですかね、そういう層の人達の終戦記、という事になりましょうか。
十蘭らしい華やかな洋行生活なども描かれています。

主人公「だいこん」の容貌は、
 平気な顔ってどんな顔のことか知らないけど、あたしの顔は生れつきこんなベティさんみたいな顔なんだ。頭の鉢はうんとおっぴらき、眼はびっくりしたようにキョロリとし、鼻は孫の手みたいにしゃくれている。おかあいらしいなんていってくれるひともあるけど、それはフロイドのれいの〈言いちがい〉というやつで、じつのところは〈変っている〉というつもりだったのにちがいない。夕陽があたると、火がついて燃えあがるかと思わせるかのふしぎな赤毛は、年頃になるとすこし下火になったが、脛のほうは時代とともに太くなって、どう見てもスラリとしていますなんていえない。

挿絵は物語の後半にある退艦式の告別舞踏会で昔なじみのシゴイさんに会うところ。
この時のドレスは
白のジョーゼットの釣鐘裾《クローシュ》だ。白のジョーゼットのほうはちょっとドガの踊り子のようになる。園遊会には向くがサロンにいると子供っぽく見えるおそれがある。
ということです。
白のジョーゼットの釣鐘裾がどういったものかよくわかりませんが、ドガの踊り子というのを参考にしてみました。


この作品が青空文庫で公開されたのは昨年(2012年)の8月15日でした。
偶然ではなく意図された日付なのでしょう。
8月にこの小説を読む、というのはちょっとオススメです。
これまでと違った視点から終戦、あるいは敗戦を見てみることが出来るかもしれません。
 この調子だと、パパの苦虫は永久につづくのだろうとあきらめていたが、降伏の申し入れをした十日の夕方、役所から帰ってくるとニコニコ笑いながらママにいった。
「これからは辛いぞ。貫太郎さんは血と涙の生涯といったが、ほんとうだ。だがその時を越えれば、戦前の日本よりよくなる。希望をもとう」
 それからあたしにいった。
「だいこん、お前だけだよ。そのいいときを見られるのは」
この小説が書かれたのは昭和22〜23年、すでに新憲法は公布されています。
十蘭はその先の日本にどんな希望を持っていたのでしょう。
 涙あふるる思い。だがものは考えようだ。日本は参ったが、なくなったのではない。古い日本の終りは新しい日本のはじまり。女神アグライアの死体からアネモネの花が咲きだしたように、古い日本の土にだっていつかは新しい花がひらく。
〈一つの植物が花を咲かせない間は、それがどんなに美しいだろうと望みをいだく。すべてまだ花が咲かないものはどんなに多くの空《むな》しい夢に包まれていることだろう〉とジイドがなにかでいっていた。
 この咏嘆は意味はなすが意義はなさない。空しいか空しくないか、咲いてみなければわからない。希望をもつことは空しいといって、希望せずにいられるものだろうか。千島も、樺太も、朝鮮も、琉球も、台湾もみななくなって、せいぜいアメリカの一州ぐらいの大きさになってしまったかわりに、日本人は戦争で死ななくてもよくなり、ほかの民族を統治しようなどと柄にもないことをかんがえることもなく、狭いながらも水入らずで楽しくやって行けることになった。原子爆弾の洗礼を受けたのは日本だけだから、自らの体験によって、これからの戦争は危険だと警告する役をひきうけ、世界平和を建設するための有効なアポッスルになり得る。あの方が考えていられるように、戦争放棄の新しい憲法でもできたら、咲く花は小さくとも、世界に二つとないユニークな花になるだろう。
最近の日本では、平和憲法を有難がる人は現実を見ない夢想家だと思われてしまうようです。
あの日の希望は、いつのまにか夢まぼろしになってしまったのでしょうか。

なんて思うような今日この頃であります。
 


タグ:勝手に挿絵
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2013年07月19日

イラスト昭和の流行歌

私事で多忙に付き思うようにブログ記事が作れません。
しかし更新しないと心配する人もいるかもしれませんので、生存確認更新ということで、以前に描いたイラスト作品でも貼っておきましょう。

小さな喫茶店クリックで拡大

シリーズ絵本昭和の流行歌 第一集の(1)
「小さな喫茶店」
作詞 Ernst Neubach
作曲 Fred Raymond
日本語訳詞 瀬沼喜久雄
歌 中野忠晴
昭和十年(1935)コロムビア・レコード

原曲は1929年にドイツで発表されたコンチネンタルタンゴ。
「In Einer Kleinen Konditorei」(小さな喫茶店にて)
映画の主題歌だったそうです。
訳詞をした瀬沼喜久雄は「青木爽」名義で多くの作品を残しています。
編曲は以前動画を作った「銀座モダンガール」の仁木他喜雄氏。
歌は中野忠晴です。
この歌は現在も人気があって、いろんな人がレコーディングしていますが、私はやはりこの中野盤が一番好きなんです。

昭和十年の出来事。
忠犬ハチ公死す
大阪タイガース発足
林長二郎「雪之丞変化」
吉川英治「宮本武蔵」
天皇機関説
眠り病流行

この昭和十年頃が戦前の喫茶店ブームのピークだったようで、東京市内に一万店舗あったとか、「純喫茶」という言葉が生まれたのもこの頃だそうです。


この絵を描いたのは2002年9月。
個人的な作品をAdobe Illustratorというソフトを使って描いてみよう、と思って始めたシリーズ。
昔の流行歌をテーマに選んだのは、これなら題材に困らずいくらでも描けるだろうと思ったからですね。
その第一回に「小さな喫茶店」を選んだという事です。
二回目以降の事はまだ考えていませんでした。


聴いてみよう。



 
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2013年06月19日

カンカン帽復興祈願 5年目

さて、初夏恒例のカンカン帽特集。
我が国に再びカンカン帽が溢れる時が来てほしいという趣旨で、歴史の中のカンカン帽写真などを紹介しています。
(画像はクリックで拡大)

カンカン帽画像5-1

大正10年(1921)7月
川崎・三菱両造船所で起こった労働争議におけるデモの様子です。
約4万人の労働者が神戸の街を埋めたそうですが、このカンカン率は凄いですね。


カンカン帽画像5-2

大正14年(1925)
日本初の地下鉄「東京地下鉄道」上野ー浅草間起工式の記念写真です。
カンカン率50パーセント。


カンカン帽画像5-3

昭和6年夏
街頭アイスコーヒー売り登場。
「モダンコーヒー」一杯三銭也、売る方も買う方もカンカン帽。


カンカン帽画像5-4

昭和14年(1939)9月3日
パナマ、カンカン、中折れの三氏が読んでるのは、ドイツに対する英仏宣戦布告の記事、第二次世界大戦勃発の日。


カンカン帽画像5-5

昭和10年(1935)8月25日
長崎五島列島福江島、堂崎天主堂近くの木立に掛けられた、男性キリスト教信者達のカンカン帽。
ミサの間はここに帽子を掛けていたのだそうです。


最後は海外の写真サイトShorpyより

1924年8月29日、ワシントン、野球の実況ボードに集まる群衆、らしいんですけど。
驚異のカンカン率を高画質でご覧下さい。

Shorpy画像へ

画像クリックでShorpyのフルサイズ画像へ。


流行れ!カンカン帽!
というわけで、また来年。

関連記事:
カンカン帽はかえってくるのか
今年もカンカン帽復興を願って
カンカン帽復興はまだか 3年目
カンカン帽復興への道 4年目
 
タグ:カンカン帽
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2013年05月26日

続・昭和11年の扇風機

さて、前回の芝浦電気扇からのつながりで。

以前、昭和11年の扇風機という記事で原節子さんのポスターとスチール写真を紹介しましたが、その際の別カットがありましたので載せてみましょう。


芝浦電気扇と原節子01

芝浦電気扇と原節子02

芝浦電気扇と原節子03

芝浦電気扇と原節子04

芝浦電気扇と原節子05

芝浦電気扇と原節子06

芝浦電気扇と原節子 1936

撮影は名取洋之助、昭和11年の3月頃で、原さんは16歳ということです。


さらにその前年、昭和10年の水着写真。

原節子 1935

この写真の所有は資生堂らしいです。
原さんデビューの年、すでに資生堂のキャンペーンガールだったのでしょうか。

それにしてもこの年代の水着写真のなかでも破格にモダンで華やかな気がします。


関連記事:
昭和11年の扇風機
 
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2013年05月08日

戦前家電

前々回のブログはテレビジョン研究の話題でした、
テレビと言えば家電の華、という時代は終わったのだそうですが、
まだまだ頑張れ日本メーカー、ということで、
今回は戦前家電の図版など。

VC-A型真空掃除機
芝浦製作所製電気掃除機のカタログ 昭和6年(1931)

腰を屈めてのつらい御掃除からの開放、みたいな事ですかね。
なんだかハイカラなデザインだと思ったら、米国GE社(ゼネラルコンプレスト・エア&バキューム社)製を元にした国産第一号機だそうです。

VC-A型真空掃除機
日本初のアップライト型真空掃除機VC-A型

ソーラーというのは当時芝浦製の掃除機や洗濯機に付けられていたブランド名のようです。

電気洗濯機Solar
国産第一号の撹拌式電氣洗濯機ソーラー(Solar)

電気洗濯機



こちらは松下電器、昭和6年の電気こたつのポスター、ナショ文字以前ですね。

ナショナルこたつ 1928
松下電器製作所 電気こたつポスター 昭和6年(1928)

二重安全装置とは、サーモスタットと温度ヒューズを組み込んだもの。
中尾哲二郎氏開発の新型サーモスタットは画期的な技術だったそうです。
電源は天井の電灯から、ナショナルだけに二股ソケット、でしょうか。

芝浦掃除機の絵では壁のコンセントから取っていますが、一般住宅に壁コンセントが付けられるのは何年ぐらいからなんでしょうかね。
疑問を投げかけるだけで自分では調べないわけですが。


お馴染み芝浦電気扇、多田北烏作のポスター

芝浦電気扇

芝浦電気扇

扇風機とテニス、扇風機と踊り子。
時代の尖端だわ、ってところ。

掃除機のバッグにもあったSEWマークは扇風機のカバーでもお馴染み。

Shibaura Enginnering Works

芝浦製作所(Shibaura Enginnering Works)の略だそうです。

戦前だって家電はあった、といいう事で戦前家電第一回でした。
第二回は未定。
 
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2013年04月15日

「四天王寺古書市 2013 春」は4月26日から

しりとりブログはお休みして、本日はお知らせ。
正式名称「第11回 四天王寺春の大古本祭り」は、

4月26日(金)〜5月1日(水)

となっています。

第11回 四天王寺春の大古本祭り


さて、
「このつぎ買おう、と思っていたら売れていた」
というのはお買物あるあるですけど、これは古本屋でもいえる事ですね。
私にとってそれは山田風太郎の忍法帖シリーズです。

1980年代頃の街の古本屋さんの文庫本の棚には、どこでも必ず風太郎の忍法帖がズラリとならんでいました。
角川文庫の、佐伯俊男画伯のカバーがおどろおどろしいアレですよ。

甲賀忍法帖

山田作品は、明治物とか現代物のミステリーや奇想小説などは読んでいましたが、なぜか忍法帖には手を出していませんでした。
読みたくなったらいつでも読める、と思っていたのですね。

ところが、気がつけば古本屋の棚から忍法帖は姿を消していました。

伊賀忍法帖

売れてしまったんです。
そして新しい本は出ない。
文庫は簡単に絶版になってしまいます。

結局私は、風太郎の忍法帖をほとんど読んでいません。
聞くところによると、めっぽう面白い物語や、荒唐無稽でエロティックな忍法の数々も、知らずに今日に至っております。

思えばあの頃、佐伯カバーの忍法帖をごっそり買い揃えておけばよかった。
と思った時にはもう遅い、という事です。

くノ一忍法帖

古書市にお出かけの方は、けして後悔をなさいませんように、気になった本は買っておきましょうね。

御予算の許す限りで。