2014年01月15日

戦前ポスター 町田隆要

ネタがないときはポスター。
という事になっております。

今回は、大正から昭和初期に活躍しました町田隆要(りゅうよう)作品。


帝國ランプ 1926
帝國電気 1926年


ダンロップタイヤ 1926
ダンロップ護謨 1926年


大日本製糖 1930
大日本製糖 1930年

以前、百貨店開店の記事でご紹介した松坂屋のポスターも町田隆要の手によるものです。

松坂屋1922
松坂屋いとう呉服店 1922年

確かな画力とレイアウトもこなすデザイン能力もあり、大正中期以降多くの名作ポスターを残しました、ということです。
 
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2014年01月01日

賀正2014

とりあえずご挨拶まで。

年賀2014

今年もよろしくお願いします。
 

2013年12月27日

どうぞ良いお年を

さて、本年最後の更新です。
今年はいろんな事情で更新数が減りましたが、今後もまあこんな感じでしょうか。
つまり、なるようになれ、ですね。

昭和6年千日前

写真は昭和六年のお正月、大阪千日前の賑わいです。
ハロルド・ロイド氏の「足が第一」が上映されているのは「敷島倶楽部」。
我々にとっては「東宝敷島」、現在は「TOHOシネマズなんば」となっています。


昭和10年浅草六区

昭和十年 浅草六区興行街の新年。
ロッパ率いる「笑の王国」は常盤座にて公演中。

来年のお正月も景気上昇で繁華街は賑わうのでしょうか。


平成26年度略暦
略暦平成二十六年版 クリックで拡大

来年もよろしくお願いします。
 
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2013年12月01日

ペーパークラフト 2013

さて、毎年この時期になりますとX'masに向けて簡単なペーパークラフトを作って来ましたが、今年はクリスマス的なものが見つからず、季節とは全然関係なく、当ブログのマスコット「ワコちゃん」(そんな名前だったのか)のグラフィグを作ってみました。

ワコちゃんGraphig

グラフィグって何?→http://graphig.net/

ワコちゃんGraphig_s
graphig_wako.pdf (532KB)


またしてもパク、いやいやテンプレ拝借、ありがとうございます。

このペーパークラフトは、
NC帝國様がデザインしたグラフィグを元にしています。
NC帝國:http://www.ncempire.net/
graphig : http://graphig.net/

過去のペーパークラフトまとめ

 
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2013年11月06日

簡単なの?馬を描きましょう

さて、今年もあまり役に立たないイラスト講座、描きましょうシリーズやっときますか。

来年は午年なので、馬を描きましょう。

馬らしい馬の姿を描くのは実はちょっと難しい。
さらに歩いたり走ったり、ポーズを付けるのは大変。

ということで今回は、各部のパーツを作り、それを動かしてポーズを簡単に変えましょう。
という試みです。

まず、横向きの馬の各部をパーツ分け。

出来るだけ簡単に、円形を基準の形として作ってみました。

馬(午)を描きましょう01

丸い部分を合せまして、

馬(午)を描きましょう02

円の中心を基点にくるくると動かしますと。

馬(午)を描きましょう03

歩いたり走ったり。

馬(午)を描きましょう04

馬(午)を描きましょう05

ほうれ自由自在だ。

これを元にして線画を描いたりすればいいのです。

馬(午)を描きましょう06

こんな感じで。
不自然なところは適当に修正してね。

今年もあともう少し、元気で乗り切りましょう。


関連記事:
【簡単】ウサギを描きましょう
簡単か?龍を描きましょう
簡単、ヘビ(巳)を描きますか?
 
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2013年10月13日

四天王寺 大古本祭り

昨日、四天王寺でおこなわれている「第13回 四天王寺秋の大古本祭り」に行ってきました。
春には行けなかったので、一年ぶりになります。

四天王寺 西門から
いつもの場所から。

いい天気で良かったですね、例によってウロウロしてただけですが。

四天王寺 五重塔

塔を見上げたり。

四天王寺 仁王像

大古本祭りは16日まで。
 

2013年09月22日

四天王寺古書市 2013 秋は10月11日から

正式名称「第13回 四天王寺秋の大古本祭り」は、
10月11日(金)〜10月16日(水)
となっています。

第13回 四天王寺秋の大古本祭り


さて、いつか古本屋で買った本の紹介。
今回は、
「名作挿絵全集 第4巻 昭和戦前・少年少女篇」

名作挿絵全集 第4巻 昭和戦前・少年少女篇

1979年、平凡社から発行された全10巻のうちの一冊です。
A4サイズ 152ページ 堅い表紙で箱にも入って、2千円なら昭和54年としても安かったですかね。
私が買ったのは10年ぐらい前で千円でした。

タイトルの通り、昭和戦前期の少年少女向き小説や読み物、雑誌などの挿絵が沢山載せられています。

当ブログでも取り上げました、河目悌二や武井武雄、樺島勝一、中原淳一、細木原青起、高畠華宵などのほか総数40人480点、となっています。

今回はその中から、初山滋作品を。

「伐り倒された木」
吉田絃二郎作「伐り倒された木」『日本童話選集』大正15年刊 より

赤い蝋燭と人魚
小川未明作「赤い蝋燭と人魚」『未明童話集』昭和2年刊 より

戦前期を代表する童画家の一人、現在もファンが多いですね。
時代を超えたスタイリッシュ感、とでもいいますか。
修行の始まりは染色下絵や日本画であったそうです。
和洋混在した画風は年代を追って多様、見るほどに飽きない、という事になります。

そんな初山滋の展覧会もあるようですよ。

「ちひろと初山滋 - 永遠のコドモ - 」

ちひろ美術館(東京都練馬区)10月30日〜2014年1月31日
いわさきちひろさんの記念美術館ですね。
いわさきさんも初山氏に憧れ、影響を受けたのだそうです。


ではまた。

読書の秋

 

2013年09月03日

70年代日本SF(9)

さて、70年代日本SFの文庫本を掘り返してカバーイラストを見る。
今回は「平井和正」の巻です。

70年代の平井和正といえば「ウルフガイ」という事になります。
なりませんか。


狼の紋章(エンブレム)

ウルフガイ<1>
狼の紋章(エンブレム)
ハヤカワ文庫SF 1971年11月30日(日付は文庫初版発行時)


狼の怨歌

ウルフガイ<2>
狼の怨歌
ハヤカワ文庫SF 1972年1月31日


狼男だよ

ウルフガイ<別巻1>
狼男だよ
ハヤカワ文庫SF 1972年7月31日


狼(ウルフ)よ、故郷を見よ

ウルフガイ<別巻2>
狼(ウルフ)よ、故郷を見よ
ハヤカワ文庫SF 1973年3月20日


リオの狼男

ウルフガイ<別巻3>
リオの狼男
ハヤカワ文庫SF 1973年9月30日


人狼地獄篇

ウルフガイ<別巻4>
人狼地獄篇
ハヤカワ文庫SF 1974年3月31日

カバーイラストはすべて生頼範義。

ハヤカワ文庫SFにはカラー口絵が有ります。

「狼の紋章(エンブレム)」より

生頼イラスト、巨乳エロす。「狼の紋章(エンブレム)」より

最初の2巻は主人公犬神明が少年、別巻4巻は成人犬神明で、アダルトウルフガイシリーズと呼ばれています。
ハヤカワ文庫でのシリーズは以上6冊、以降は祥伝社、徳間書店などから続編が出ますが、それは読んでいません。

角川文庫からの第一作は「サイボーグ・ブルース」1974年9月
ですが、これは家にありませんでした。
あったのは2冊目

虎は暗闇より

虎は暗闇より
角川文庫 1974年9月10日

以降3冊ほど読んでいるようです。
カバーはやはり生頼範義氏でした。


「おたく」という言葉がまだ使われていなかった70年代前半ですが、「ウルフガイ」シリーズはいわゆるおたく的な、コアでマニアックなファンをたくさん生み出した小説と言えるかもしれません。
この作者の独特な「あとがき」からもそんなファン達の姿を見て取る事が出来ます。


超革命的中学生集団

超革命的中学生集団
ハヤカワ文庫SF 1974年6月20日
カバーイラスト 永井豪

この作品なんかも70年代SFファンのおたく心を刺激する一作だった、と言えるかもしれませんね。


関連記事:
70年代日本SF(小松左京の巻)
70年代日本SF(星新一の巻)
70年代日本SF(筒井康隆の巻)
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70年代日本SF(半村良の巻)
70年代日本SF(かんべむさしの巻)
70年代日本SF(広瀬正の巻)
 

2013年08月13日

勝手に挿絵 12

さて、久しぶりに新しい絵を描きました。
勝手に挿絵、その12。
今回は久生十蘭作「だいこん」より。
昭和22年1月から23年8月まで、雑誌「モダン日本」に連載された長編小説です。

青空文庫で読む

久生十蘭 だいこん
 あたしの手をひいて、方々へ連れて歩いてくれたシゴイさんのやさしい手に触るのも、これが最後だと思うと、そうやすやすとはやれないけど、まごまごしていると死んでしまう。あたしはそっと手をだした。シゴイさんが歎息するようにいった。
「お前はそんなやさしいところもある娘なんだな。ふしぎなやつだ」
 シゴイさんの手があたしのほうへ伸びだしたまま曖昧に宙に浮いていたが、急に折れたように寝床の上へ落ちた。軍医長が椅子から立ちあがると、入口に立っていたひとにいった。
「看護長、カンフル」


物語は昭和20年8月15日の日本敗戦の日から、9月2日の降伏文書調印式までの数日間を、主人公である「だいこん」と呼ばれる17歳の娘をとおして描いたものです。

小説や映画でよく見る庶民の終戦記とはやや趣が違う、いまでいうセレブですかね、そういう層の人達の終戦記、という事になりましょうか。
十蘭らしい華やかな洋行生活なども描かれています。

主人公「だいこん」の容貌は、
 平気な顔ってどんな顔のことか知らないけど、あたしの顔は生れつきこんなベティさんみたいな顔なんだ。頭の鉢はうんとおっぴらき、眼はびっくりしたようにキョロリとし、鼻は孫の手みたいにしゃくれている。おかあいらしいなんていってくれるひともあるけど、それはフロイドのれいの〈言いちがい〉というやつで、じつのところは〈変っている〉というつもりだったのにちがいない。夕陽があたると、火がついて燃えあがるかと思わせるかのふしぎな赤毛は、年頃になるとすこし下火になったが、脛のほうは時代とともに太くなって、どう見てもスラリとしていますなんていえない。

挿絵は物語の後半にある退艦式の告別舞踏会で昔なじみのシゴイさんに会うところ。
この時のドレスは
白のジョーゼットの釣鐘裾《クローシュ》だ。白のジョーゼットのほうはちょっとドガの踊り子のようになる。園遊会には向くがサロンにいると子供っぽく見えるおそれがある。
ということです。
白のジョーゼットの釣鐘裾がどういったものかよくわかりませんが、ドガの踊り子というのを参考にしてみました。


この作品が青空文庫で公開されたのは昨年(2012年)の8月15日でした。
偶然ではなく意図された日付なのでしょう。
8月にこの小説を読む、というのはちょっとオススメです。
これまでと違った視点から終戦、あるいは敗戦を見てみることが出来るかもしれません。
 この調子だと、パパの苦虫は永久につづくのだろうとあきらめていたが、降伏の申し入れをした十日の夕方、役所から帰ってくるとニコニコ笑いながらママにいった。
「これからは辛いぞ。貫太郎さんは血と涙の生涯といったが、ほんとうだ。だがその時を越えれば、戦前の日本よりよくなる。希望をもとう」
 それからあたしにいった。
「だいこん、お前だけだよ。そのいいときを見られるのは」
この小説が書かれたのは昭和22〜23年、すでに新憲法は公布されています。
十蘭はその先の日本にどんな希望を持っていたのでしょう。
 涙あふるる思い。だがものは考えようだ。日本は参ったが、なくなったのではない。古い日本の終りは新しい日本のはじまり。女神アグライアの死体からアネモネの花が咲きだしたように、古い日本の土にだっていつかは新しい花がひらく。
〈一つの植物が花を咲かせない間は、それがどんなに美しいだろうと望みをいだく。すべてまだ花が咲かないものはどんなに多くの空《むな》しい夢に包まれていることだろう〉とジイドがなにかでいっていた。
 この咏嘆は意味はなすが意義はなさない。空しいか空しくないか、咲いてみなければわからない。希望をもつことは空しいといって、希望せずにいられるものだろうか。千島も、樺太も、朝鮮も、琉球も、台湾もみななくなって、せいぜいアメリカの一州ぐらいの大きさになってしまったかわりに、日本人は戦争で死ななくてもよくなり、ほかの民族を統治しようなどと柄にもないことをかんがえることもなく、狭いながらも水入らずで楽しくやって行けることになった。原子爆弾の洗礼を受けたのは日本だけだから、自らの体験によって、これからの戦争は危険だと警告する役をひきうけ、世界平和を建設するための有効なアポッスルになり得る。あの方が考えていられるように、戦争放棄の新しい憲法でもできたら、咲く花は小さくとも、世界に二つとないユニークな花になるだろう。
最近の日本では、平和憲法を有難がる人は現実を見ない夢想家だと思われてしまうようです。
あの日の希望は、いつのまにか夢まぼろしになってしまったのでしょうか。

なんて思うような今日この頃であります。
 


タグ:勝手に挿絵
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2013年07月19日

イラスト昭和の流行歌

私事で多忙に付き思うようにブログ記事が作れません。
しかし更新しないと心配する人もいるかもしれませんので、生存確認更新ということで、以前に描いたイラスト作品でも貼っておきましょう。

小さな喫茶店クリックで拡大

シリーズ絵本昭和の流行歌 第一集の(1)
「小さな喫茶店」
作詞 Ernst Neubach
作曲 Fred Raymond
日本語訳詞 瀬沼喜久雄
歌 中野忠晴
昭和十年(1935)コロムビア・レコード

原曲は1929年にドイツで発表されたコンチネンタルタンゴ。
「In Einer Kleinen Konditorei」(小さな喫茶店にて)
映画の主題歌だったそうです。
訳詞をした瀬沼喜久雄は「青木爽」名義で多くの作品を残しています。
編曲は以前動画を作った「銀座モダンガール」の仁木他喜雄氏。
歌は中野忠晴です。
この歌は現在も人気があって、いろんな人がレコーディングしていますが、私はやはりこの中野盤が一番好きなんです。

昭和十年の出来事。
忠犬ハチ公死す
大阪タイガース発足
林長二郎「雪之丞変化」
吉川英治「宮本武蔵」
天皇機関説
眠り病流行

この昭和十年頃が戦前の喫茶店ブームのピークだったようで、東京市内に一万店舗あったとか、「純喫茶」という言葉が生まれたのもこの頃だそうです。


この絵を描いたのは2002年9月。
個人的な作品をAdobe Illustratorというソフトを使って描いてみよう、と思って始めたシリーズ。
昔の流行歌をテーマに選んだのは、これなら題材に困らずいくらでも描けるだろうと思ったからですね。
その第一回に「小さな喫茶店」を選んだという事です。
二回目以降の事はまだ考えていませんでした。


聴いてみよう。



 
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