2014年04月01日

展覧会×2

婦人画報 大正16年1月号
婦人画報 大正16年1月号

婦人画報 大正15年11月号
婦人画報 大正15年11月号

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さて、これらの絵はかつて当ブログに掲載しました武井武雄氏のお仕事です。

そんな武井武雄先生の展覧会が開催中なのでお知らせしておきましょう。

武井武雄生誕120年記念全国巡回展
武井武雄生誕120年記念全国巡回展

武井武雄の童画作品を中心に、刊本作品、版画作品などを一堂に紹介する全国規模の展覧会。ということです。

3/26-4/06 島屋日本橋店
4/23-5/05 島屋横浜店
5/08-5/19 島屋京都店
8/06-8/18 島屋大阪店
8/23-9/28 石川県小松市立宮本三郎美術館
最新情報などは、イルフ童画館のサイトでご確認ください。
http://www.ilf.jp/news/archives/000276.html


さらに、展覧会もうひとつ。

令女界 昭和9年10月号
令女界 昭和9年10月号

令女界 昭和11年11月号
令女界 昭和11年11月号

こちらは蕗谷虹児による令女界の表紙。

蕗谷虹児氏も戦前挿絵界には欠かせない一人ですね。

令女界 口絵
令女界 口絵

彩色も良いけど、線画もキレイなんだ。


郵政博物館開館記念特別展 - 少女たちの憧れ - 蕗谷虹児 展
郵政博物館開館記念特別展 - 少女たちの憧れ - 蕗谷虹児 展

大正・昭和にかけて少女雑誌の挿絵などで活躍した人気作家 蕗谷虹児の雑誌、絵本の原画や詩画集など、初期から晩年までの厳選した作品・資料を大きく4 つのテーマに分けて紹介。だそうです。

5月25日まで。
郵政博物館
http://www.postalmuseum.jp/event/2014/01/fukiyakoji.html

春は展覧会で、いかがでしょう。
 
posted by nakaco at 00:25| Comment(2) | TrackBack(0) | 昭和前半期

2014年03月13日

剣戟大会1928

本日は戦前映画ポスター、時代劇映画特集ほぼ1928年で。

鳴門秘帖 1927
鳴門秘帖 日活(1927)

錦絵風、文字もキレイでいいポスターですね。
これは1927年、第七篇は最終篇です。

谷崎十郎
主演の谷崎十郎はアメリカ生まれ。
第二の阪妻として売り出された二枚目です。

吉川英治原作の鳴門秘帖は人気作で、日活以外にもマキノ映画、東亜キネマとの三社競作となりました。

当時は競作映画が多かったようで、以前紹介しました「砂絵呪縛(すなえしばり)」や、丹下左膳登場の「新版大岡政談」など、人気小説は同時期に数社が競作していたようです。


新版大岡政談 1928
新版大岡政談 日活(1928)

そんな「新版大岡政談」の日活版。
写真は大岡越前と丹下左膳の二役を演じた大河内伝次郎です。
やはりマキノ、東亜との競作でしたが、ここは日活の圧勝で、以来丹下左膳は大河内先生の十八番となりました。

新版大岡政談
「新版大岡政談」日活


崇禅寺馬場 1928
崇禅寺馬場 マキノ・プロダクション(1928)

崇禅寺馬場は大阪を舞台にした仇討ち物、戦前だけで8本も映画化された人気題材です。
正博・山上・光明のトリオ、なんて書いてあります。
下の字も読んでみましょう。

辛辣な皮肉と風刺を以つて聞へたる山上伊太郎得意のシナリオ、
彗星の如く現はれて天ヶ下を驚倒しつゝある若き名監督正博の是又得意の腕を奮つた名篇これぞ見逃すべからざる映画……

となっています。

崇禅寺馬場
「崇禅寺馬場」マキノ・プロダクション


天下太平記 1928
天下太平記 千恵蔵プロダクション(1928)

天下太平記は片岡千恵蔵設立の千恵プロ第一回作品にして稲垣浩の監督デビュー作。

昭和10年には「戦国奇譚 気まぐれ冠者」というタイトルで、原作脚色の伊丹万作によりトーキーでリメイクされます。

戦国奇譚 気まぐれ冠者
「戦国奇譚 気まぐれ冠者」千恵蔵プロダクション
主演は同じく片岡千恵蔵。


江戸三国志 1928
江戸三国志 日活(1928)

こちらも吉川英治の人気小説。
秘宝をめぐる冒険活劇、みたいな感じです。

河部五郎
主演の河部五郎は日活のスター、似顔絵双六にも登場していましたよ。

同時上映「人の一生」人間万事金の巻、も面白そうだ。

ではまた。
 
posted by nakaco at 23:09| Comment(2) | TrackBack(0) | 昭和前半期

2014年03月01日

メトロポリス

METROPOLIS 1927

さて、メトロポリスといえば、1927年に公開されましたドイツ映画。
SF映画の原点ともいえる名作として映画史に刻まれておりますね。

日本での公開は、二年後の1929年、昭和四年となります。

METROPOLIS日本公開版

こちらは日本公開時の和製ポスターです。
よく見ると、右上から斜めにメトロポリスとカタカナが入っています。
でも読みにくい、デザイン的には認視性が悪い、とか言われてしまいます。

元になったのはこの図柄。

METROPOLIS 1927

METROPOLIS 1927

このシーンですね、人造人間発動。

METROPOLIS 1927

メトロポリスのポスターにはいろんな種類があります。
どれもみなカッコイイですよ。


ところで、この1927年公開の映画「メトロポリス」はすでに著作権が失効してパブリックドメインとなっています。
YouTubeでも全編を見ることが出来ています。

METROPOLIS 1927

おすすめは最新の150分版
https://youtu.be/rGgon2YeISw

日本語字幕はありませんが、予習して見れば大丈夫だいじょうぶ。
 
posted by nakaco at 00:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 昭和前半期

2014年02月12日

冬季五輪 1928,1936

冬季オリンピック開催中。

がんばれニッポン!ということですね。

さて、我が国の冬季オリンピック史は、1928年、スイスのサンモリッツ大会から始まります。

サンモリッツ大会 1928 ポスター

昭和三年の事です。
冬季オリンピックとしては第2回大会、第2回から出ていたんですね日本。
参加25ヶ国中ヨーロッパ以外では、カナダ、アメリカ、メキシコ、アルゼンチン、日本、ということになっています。

サンモリッツ大会 1928

開会式、選手宣誓をしているのはハンス・アイデンベンツ選手。
日章旗も見えますね、旗手は高橋昴選手。

サンモリッツ大会 日本選手団

日本選手団、総勢7名
左から、永田実 竹節作太 麻生武治 矢沢武雄 伴素彦 高橋昴の各選手、そして役員の廣田戸七郎氏です。
ジャンプの伴素彦選手は北海道大学、それ以外は早稲田大学スキー部だそうです。
留学中の麻生武治氏以外は、シベリア鉄道での欧州入りでした、大変でしたね。

成績は思わしくなかったようで、一番の好成績がクロスカントリー50Kmでの永田実選手の24位というものでした。

麻生武治選手いわく「今後に備えての見学が主目的」だそうで、しかしこれはけして負け惜しみだったわけではなく、彼等が持ち帰った本場の競技体験は、その後の我が国のスキー技術の向上に大いに貢献した、という事です。

麻生氏は4年後の第3回レークプラシッド大会の日本選手団監督として再び五輪に挑む事になります。


ところで、今回もフィギュアスケートにメダルの期待が集まりますが。

フィギュアスケート競技で日本人が初めてオリンピックに挑戦したのは、1936年(昭和11)ドイツのガルミッシュ・パルテンキルヒェンで行われた第4回大会でした。

稲田悦子選手 1936

あら可愛らしい、この方が我が国初の冬季五輪女子選手、稲田悦子嬢、当時12歳だそうで、今も残る五輪最年少記録です。

ガルミッシュ・パルテンキルヒェン大会 フィギュアスケート

右から2番目、ひときわ小さな稲田選手、日の丸付いてます。

稲田悦子選手衣装

この衣装は、国立競技場スポーツ博物館に展示されていますよ。
写真:JOCホームページ

結果は26人中10位、がんばりました。

この大会で三連覇を果たした当時の女王ソニア・へニー(ノルウェー)をして「近い将来必ず稲田の時代が来る」と言わしめたとか。

当時のオリンピックは、夏季大会と冬季大会は同じ国で行われる慣習があったそうで、東京オリンピックの開催が予定されていた1940年には、札幌冬季大会も予定されていました。
稲田選手にメダルの期待が寄せられましたが、日本でのオリンピックは夏冬ともに開催される事はありませんでした。

札幌大会 1940

日本が冬季五輪に復帰するのは1952年のオスロ大会で、稲田さんは28歳、現役を引退した年でした。

その後は指導者として、若い選手を育てていたそうです。

「五輪は参加することに意義があるなんてうそ。本番のたった一回のチャンスに成功し、一位にならなくちゃ」

なんて言葉を残したそうです。
カッコイイ。

稲田悦子選手とカール・シェーファー

ガルミッシュ・パルテンキルヒェン大会にて
男子金メダリスト、カール・シェーファー(オーストリア)と

がんばれニッポン!
 
posted by nakaco at 00:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 昭和前半期

2014年02月03日

図案文字の描き方 - 近代デジタルライブラリーで

さて、以前このブログで図案文字に関する記事をいくつか載せました、
「モダン装飾図案文字」
「モダン装飾図案文字を書いてみる」
大正末期から昭和の前半期において流行しました装飾的な文字が、見ていて面白い、自分でも書けますよ、という事だったんですが、
そんな図案文字がたくさん載っている本、

「新しき図案文字の描き方 : 初心者の為に」
洋画研究会 編 国民書院 昭和15年

が、無料で読めますよ、というご紹介。

例の国立国会図書館の近代デジタルライブラリーに入っていました。
例のというのは、あの「エロエロ草紙」でお馴染みのってことで。

新しき図案文字の描き方 : 初心者の為に - 近代デジタルライブラリー

新しき図案文字の描き方より

新しき図案文字の描き方より

新しき図案文字の描き方より

「新しき図案文字の描き方」といっても、詳しい描き方を教えてくれているわけではなく、たくさんのサンプルを集めて実例として見せてくれる本になっています。
ひらがな、カタカナ、数字、アルファベット、豊富な具体例で、全188ページなり。

昔の文字がお好きな方は、眺めているだけでも楽しいですよ。

関連記事:
モダン装飾図案文字
モダン装飾図案文字を書いてみる
資料本
「エロエロ草紙」を読んでみる
 
posted by nakaco at 14:01| Comment(2) | TrackBack(0) | 昭和前半期

2014年01月25日

私家版「東京行進曲」再UP

本日はお知らせ。

以前からYoutubeに二分割でアップロードしておりました、映画「東京行進曲」(1929) 日仏合体版を、時間制限解除により一本にまとめて再アップロードしました。
Youtubeの時間制限はいつのまにか電話だけで簡単に解除できるようになっていたのだった。

新たに日本版にあった冒頭の歌詞字幕も入れておきました。

東京行進曲 歌詞字幕

音声は今回も入っていません。


東京行進曲パンフレット
画像クリックでちょっと拡大

当時のパンフレットを見ると、いろんなシーンがありますが、ほとんど残っていませんね。


アサヒグラフ記事 昭和四年
アサヒグラフ 昭和4年5月1日 新作映画紹介の記事。
日活「東京行進曲」
来るべき日活の特作。
原作菊池寛氏、監督溝口健二氏、主演者夏川静江(右)瀧花久子(左)入江たか子、島耕二、小杉勇、神田俊二の面々。
待たれる映画ではある。


私家版作成の詳しいところは前回の記事で。
東京行進曲(私家版)を作る

Youtubeへのリンク
YouTubeへ
映画「東京行進曲」(1929) 日仏合体版
 
posted by nakaco at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 昭和前半期

2014年01月15日

戦前ポスター 町田隆要

ネタがないときはポスター。
という事になっております。

今回は、大正から昭和初期に活躍しました町田隆要(りゅうよう)作品。


帝國ランプ 1926
帝國電気 1926年


ダンロップタイヤ 1926
ダンロップ護謨 1926年


大日本製糖 1930
大日本製糖 1930年

以前、百貨店開店の記事でご紹介した松坂屋のポスターも町田隆要の手によるものです。

松坂屋1922
松坂屋いとう呉服店 1922年

確かな画力とレイアウトもこなすデザイン能力もあり、大正中期以降多くの名作ポスターを残しました、ということです。
 
posted by nakaco at 14:30| Comment(2) | TrackBack(0) | 昭和前半期

2014年01月01日

賀正2014

とりあえずご挨拶まで。

年賀2014

今年もよろしくお願いします。
 

2013年12月27日

どうぞ良いお年を

さて、本年最後の更新です。
今年はいろんな事情で更新数が減りましたが、今後もまあこんな感じでしょうか。
つまり、なるようになれ、ですね。

昭和6年千日前

写真は昭和六年のお正月、大阪千日前の賑わいです。
ハロルド・ロイド氏の「足が第一」が上映されているのは「敷島倶楽部」。
我々にとっては「東宝敷島」、現在は「TOHOシネマズなんば」となっています。


昭和10年浅草六区

昭和十年 浅草六区興行街の新年。
ロッパ率いる「笑の王国」は常盤座にて公演中。

来年のお正月も景気上昇で繁華街は賑わうのでしょうか。


平成26年度略暦
略暦平成二十六年版 クリックで拡大

来年もよろしくお願いします。
 
posted by nakaco at 13:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 昭和前半期

2013年12月01日

ペーパークラフト 2013

さて、毎年この時期になりますとX'masに向けて簡単なペーパークラフトを作って来ましたが、今年はクリスマス的なものが見つからず、季節とは全然関係なく、当ブログのマスコット「ワコちゃん」(そんな名前だったのか)のグラフィグを作ってみました。

ワコちゃんGraphig

グラフィグって何?→http://graphig.net/

ワコちゃんGraphig_s
graphig_wako.pdf (532KB)


またしてもパク、いやいやテンプレ拝借、ありがとうございます。

このペーパークラフトは、
NC帝國様がデザインしたグラフィグを元にしています。
NC帝國:http://www.ncempire.net/
graphig : http://graphig.net/

過去のペーパークラフトまとめ

 
posted by nakaco at 13:15| Comment(2) | TrackBack(0) | Illustrator