リボンシトロンの始まりは1909年。
大日本麦酒から発売の清涼飲料水「シトロン」です。
リボンブランドが採用されたのは1914年からで、翌1915年に「リボンシトロン」と改名されました。
現在はポッカサッポロフード&ビバレッジから。
100年以上の歴史があるわけですね。
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当節は猫カフェなどというものがあって、大変繁盛しているそうですが。
本日は猫のいないカフェークロネコの話。
カフェじゃなくてカフェーです。
銀座にカフェークロネコができたのは昭和2年。
人気のお店であったようで、全国各地で「黒猫」という名の店が登場します。
そんな様子を昔のマッチラベルで見てみましょう。
銀座
大野町(大阪)
北見線浜頓別(北海道)
和歌山市元寺町
花園木辻(京都)
加古川(兵庫)
関目町(大阪)
神戸楠公前
クロネコ以外でも
シロネコ
赤猫
ギンネコ久留米
ギンネコ厩橋
コネコ
ネコ大人気です。
ちなみに以前「洒落男」でFLASHを作った時
カフェーの名前を「猫又」にしたのだった。
名前にネコがつかなくても、黒猫をデザインしたマッチのラベルがたくさん残っています。
酒場とクロネコというイメージが、いつかの時代には強くつながっていたのかもしれませんね。
喫茶の部
「ようこそ日本へ - 1920-30年代のツーリズムとデザイン」
という展覧会が東京国立近代美術館で行われています。(2016年1月9日〜2月28日)
1920〜30年代に作られた海外に向けての観光誘致用の広告展ですね。
ここ数年、日本を訪れる外国人観光客がふえているそうですが、外国からの観光客誘致キャンペーンなどはすでに昭和前半期にも行われていたそうです。
日本政府が国際観光局を作ったのが1930年、美しい日本をアピールしました。
Beautiful Japan 鉄道省 1930年
観光の東京 東京市 1935年
当時は船旅が主流ですね、日本郵船などの船会社のポスターは1910年代からたくさん作られています。
日本郵船株式会社 1914年
大阪商船株式会社 1916年
当ブログでもお馴染みの、杉浦非水や橋口五葉、町田隆要などの実物が見れますね。
「ようこそ日本へ - 1920-30年代のツーリズムとデザイン」
東京国立近代美術館 ギャラリー4(2F)
2016年1月9日〜2月28日
http://www.momat.go.jp/am/exhibition/visit_japan/
久しぶりに戦前ポスター。
これはみなさんお馴染みの、赤玉ポートワインのポスターですね。
大正12年(1923)、日本初のヌード写真ポスターとして大評判となり、赤玉ワインの売上に大いに貢献しました。
このブログでもいくつか紹介しましたが、大正から昭和初期のお酒のポスターは、絵師による美人画が主流でした。
しかし、この赤玉の評判を受け、他社のワインの広告ポスターでも写真が使われることが多かったようです。
そんな、1920年代のワインポスター。
花形ポートワイン 1920年代前半
花形ポートワイン 1927年
白玉ホワイトワイン 1920年代中頃
矢車ワイン 1920年代後半
これらのポスターは当時我が国で実用化され始めたグラビア印刷で作成されました。
グラビアというのは凹版印刷の技法の一つです、水着の女の子の写真ということではなかったのだな。
鳥羽僧正を起点として、日本史の中でのいわゆる漫画的な美術作品の経路を綴ってゆく、的な感じでしょうか、ちゃんと読んでないですけど。
辛辣な皮肉と風刺を以つて聞へたる山上伊太郎得意のシナリオ、
彗星の如く現はれて天ヶ下を驚倒しつゝある若き名監督正博の是又得意の腕を奮つた名篇これぞ見逃すべからざる映画……