2014年05月06日

町田隆要 その2

さて、戦前ポスター、町田隆要作品その2です。

蜂印香竄葡萄酒(1912)
蜂印香竄葡萄酒(1912)

蜂印香竄葡萄酒(1923)
蜂印香竄葡萄酒(1923)

蜂印香竄(こうざん)葡萄酒は明治十四年発売の甘味葡萄酒。
神谷傳兵衛氏が製造し、近藤利兵衛商店が発売を担当しました。
蜂印香竄葡萄酒にはきれいなポスターがたくさん残っていますが、近藤利兵衛によるこうした販促やマーケティングによって、この商品は全国的な人気商品となりました。

上の2枚のポスターは10年ほど時期に差がありますが、年代によるイメージの違いが表れていますね。


カブトビール(1924)
カブトビール(1924)

カブトビールは愛知県のビールブランド。
この名で存在したのは明治31年から昭和18年まで、東海地方ではおなじみの銘柄だったそうです。


東京電気サイモトロン(1925)
東京電気サイモトロン(1925)

サイモトロンはラジオ用真空管。
このポスターにあるマツダのUV-199とUV-201Aは、大正14年ラジオ放送開始とともに発売が開始されました。
真空管は現在でもオーディオ方面などで需要があり、オークションなどで流通しているようです。



教育歴史画 天慶の乱
「天慶の乱」平貞盛俵藤太秀郷等朝命を奉して将門を誅す
町田信次郎(1903)

これは明治36年の教育歴史画。
町田信次郎名義の石版画です。
初期の商業ポスターも石版印刷でした。


関連記事:

戦前ポスター 町田隆要

 

posted by nakaco at 00:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 昭和前半期
この記事へのコメント
毎回この方のポスターの力量に圧倒されますね。
柔らかいけど、こってり。でも日本画のセンスも有って軽さもある。
石版印刷と添え書きいただいたので、
なるほどオフセットやグラビアとは違う色のノリですね。

東京電気サイモトロンの左流しの横文字表示、
この頃からあったんですね。
1930年代の映画ではちょくちょく見ますけど珍しいです。
Posted by ガチ坊 at 2014年05月06日 16:20
>ガチ坊さん
こんばんわ

確かにこの年代の左からの横書きは珍しいですね。
当時の人はついンロトモイサとか読んでたりしたのでしょうか。

ところで右から始まる横書きは、横書きではなく一文字づつの縦書きだ、という説明を聞いた事があります。
そう言われればナルホドなと思いました。
Posted by NAKACO at 2014年05月06日 20:31
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