
蜂印香竄葡萄酒(1912)

蜂印香竄葡萄酒(1923)
蜂印香竄(こうざん)葡萄酒は明治十四年発売の甘味葡萄酒。
神谷傳兵衛氏が製造し、近藤利兵衛商店が発売を担当しました。
蜂印香竄葡萄酒にはきれいなポスターがたくさん残っていますが、近藤利兵衛によるこうした販促やマーケティングによって、この商品は全国的な人気商品となりました。
上の2枚のポスターは10年ほど時期に差がありますが、年代によるイメージの違いが表れていますね。

カブトビール(1924)
カブトビールは愛知県のビールブランド。
この名で存在したのは明治31年から昭和18年まで、東海地方ではおなじみの銘柄だったそうです。

東京電気サイモトロン(1925)
サイモトロンはラジオ用真空管。
このポスターにあるマツダのUV-199とUV-201Aは、大正14年ラジオ放送開始とともに発売が開始されました。
真空管は現在でもオーディオ方面などで需要があり、オークションなどで流通しているようです。

「天慶の乱」平貞盛俵藤太秀郷等朝命を奉して将門を誅す
町田信次郎(1903)
タグ:戦前ポスター
柔らかいけど、こってり。でも日本画のセンスも有って軽さもある。
石版印刷と添え書きいただいたので、
なるほどオフセットやグラビアとは違う色のノリですね。
東京電気サイモトロンの左流しの横文字表示、
この頃からあったんですね。
1930年代の映画ではちょくちょく見ますけど珍しいです。
こんばんわ
確かにこの年代の左からの横書きは珍しいですね。
当時の人はついンロトモイサとか読んでたりしたのでしょうか。
ところで右から始まる横書きは、横書きではなく一文字づつの縦書きだ、という説明を聞いた事があります。
そう言われればナルホドなと思いました。