2010年10月26日

Illustratorでクレヨン風タッチ

さて、久々のIllustratorカテゴリですよ

以前に書きました「手描き風パターンブラシを作ってみる」の記事に検索から訪れてくれる人が結構おられるのですが
役に立っているのでしょうか
立っていればいいのですが

今回はブラシではなく、フィルタを使いましてIllustratorだけで、クレヨン風的な絵を描いてみようという試み
「風的な」という所が逃げ腰でございます


クレヨン風01  

今回もCS3での作業になります
モードRGB 150ppiの書類上で行ないました

「パターンブラシ」の時に描きました猫さんの絵をまた使います
今回はラフな感じにしようという事で、「鉛筆ツール」で描きなおしました

クレヨン風02

パスを閉じる必要は無いのですが、後で色を付ける時のために塗りに隙間ができないようにしておいてくださいね
そしてこの状態でコピーをひとつ作っておきます、これも色付け用にします

途切れた線の多い絵の場合は、それはそれで塗り無しでもかまいません
色を付ける時に必要な部分だけを新たに作ればよいので

線の太さを7ptに設定、線端は丸で

クレヨン風03

これをラスタライズします
ラスタライズとはベクトルデータからビットマップデータにするという事です
この時点でパスの修正は出来なくなります

メニューバーのオブジェクトからラスタライズ...を選びまして

クレヨン風04

今回は2回ラスタライズします
1回目の設定
カラーモード グレースケール
背景     ホワイト
オブジェクトの周囲に5mm追加

クレヨン風05

このような事になります
この枠内がラスタ化された画像ということです

これにフィルタ>スケッチ>ギザギザのエッジ
というものをかけます

クレヨン風06

クレヨン風07

バランス 30
滑らかさ 9
コントラスト 17
お好みで案配して下さい
最終的にはこの段階よりもう少し薄くなります

クレヨン風08

で、こういう状態になったものを、もう一度ラスタライズします

クレヨン風09

2回目の設定
カラーモード モノクロ2諧調
背景     透明
オブジェクトの周囲に0mm追加

クレヨン風10

そうしますとこの様に、線以外が透明に抜けた画像になります
わかりやすく背面に色をおいてみました

線の色を変えるには、この画像に「塗り」で色を設定します

補追画像
補追画像

クレヨン風11

画像全体に色を付けるわけですが、透明の部分は抜けていますから、線の所だけに色が反映される、という理屈、だと思います

これで線の部分は終了

次は色を塗ってみましょう

先ほどコピーした、線画の状態のものを、パスファインダ>形状エリアに追加、で合体させます、さらにそれを拡張して、ひとつの塗りオブジェクトにします

クレヨン風12

塗りに隙間ができてしまう場合は、新たにザックリと塗り用のオブジェクトを作ってしまえばいいと思います
輪郭線ときっちり同じものが必要なわけではないですから
むしろラフにずれている方が効果的かもしれません

これに好きな色をつけて、できたクレヨン線の背面におけば、こんな感じ

クレヨン風13

これでもいいのですが、今回はもうひとつ手を加えて
この塗りオブジェクトに、効果>スタイライズ>落書き、という処理をしてみます

クレヨン風14

クレヨン風15

今回は初期設定数値のままです
スタイルにはたくさんの設定がありますので、お好みで

クレヨン風16

このような事になります

これに、オブジェクト>アピアランスの分割、をしますと
このジグザグの線がパスになりますので

クレヨン風17

これに先ほどと同じ、ラスタライズ、ぎざぎざのエッジ、2度目のラスタライズ、を施しますと

クレヨン風18

このような感じ

クレヨン風19

お好きな色を付けて、線画の背面に置きます

クレヨン風01

さらに影を付けたりするのも同じ作業のくり返しです

画用紙のようなテクスチャの上に乗せる時は、乗算にすればなじみますね


以上、あくまでクレヨン「風的な」タッチの作例でした


関連記事:手描き風パターンブラシを作ってみる
posted by nakaco at 10:36| Comment(3) | TrackBack(0) | Illustrator
この記事へのコメント
小山と申します。
クレヨン風に色を塗りたくて、記載されている通りにやってみました。
けれど、塗だけがどうしてもできず、悩んでいます。
通常でも効果を使うと色がモノクロになってしまい、ほとんど使えていません。
独学でイラレを使っていますが、アドバイスをいただけたらと思い、コメントを書いてみました。
お忙しいところ申し訳ございませんが、是非よろしくお願いいたします。
小山 弘美
Posted by Hiromi koyama at 2012年09月05日 19:19
>小山さん
こんばんわ
説明がややこしくてすいません。
画像を一枚追加しておきました、上から11枚目です。
色が付かないという事ですが、二回目のラスタライズまで済んでいるなら、それはすでに線画ではなく、一枚の四角いビットマップ画像という事なので、その画像全体に「塗り」で色を設定すれば線の部分だけ色が変わるはずです。
これはペンで描いた線でも、落書き効果で作った線(パス)でも同じ事です。
どうでしょうか、上手く出来ればいいのですが。
Posted by NAKACO at 2012年09月05日 21:53
昨日メールさせていただいた小山です。
塗り、わかりました!!
ありがとうございました。
大変たすかりました。
Posted by 小山 弘美 at 2012年09月06日 16:15
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